【歴史が示す買い時】恐怖指数(VIX指数)の基本と投資判断への応用

投資

「恐怖指数って何?」
「恐怖指数はどうやって投資判断に活かせばいいの?」

このような疑問を持つ人も少なくないでしょう。

今回は、恐怖指数(VIX指数)の基本的知識と投資への活かし方に焦点を当てていきます。

記事のポイントは以下の3つです。

  1. 1.恐怖指数(VIX指数)が具体的に何を表しているのか
  2. 2.歴史的な視点から見た恐怖指数の高騰した時期とその影響
  3. 3.恐怖指数が高い時にどのような投資戦略を取るべきか

この記事を読めば、恐怖指数(VIX指数)が高騰した時、暴落相場の際に明確な根拠を元に、ベターな選択をすることが出来るでしょう。

トモヤ

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恐怖指数(VIX指数)の基本

恐怖指数(VIX指数)を投資判断に活かすためには、恐怖指数とは何なのかを知る必要があります。

ここでは、恐怖指数の基本的な知識について触れていきます。

恐怖指数(VIX指数)とは

恐怖指数は正式には「ボラティリティ・インデックス」と呼ばれ、一般にVIX指数として知られています。

これは、株価指数オプションの価格動向から計算される指標で、株式市場のボラティリティ(価格変動率)を数値で表したものです。

恐怖指数の意味と計算方法

恐怖指数は、株価の急激な変動を予想する投資家の心理を数値化したものです。

具体的には、S&P 500 インデックス・オプションの価格データを基に、次の30日間の予想されるボラティリティ(価格変動率)を計算しています。

この指数が高いほど、投資家は株価の大きな動きを予済していると考えられ、不安や恐怖が高まっている状態を示します。

恐怖指数状態
10から20未満市場が落ち着いている
20以上市場がやや不安定
30以上市場が不安定
40以上市場がパニックに近い

市場心理を映す恐怖指数の役割

恐怖指数は、単に数値としての意味だけでなく、市場全体の心理状態を反映する重要な指標とされています。

例えば、経済的な不確実性が高まる時期や、政治的な危機が生じた場合、この指数は顕著に上昇することがあります。

実際に、2008年の金融危機時や、2020年の新型コロナウイルスのパンデミックが広がり始めた時など、大きな経済事件が発生すると、VIX指数は急激に高くなる傾向にあります。

恐怖指数の値が高い場合は、市場の不安が大きいことを示しており、投資家はこれを利用して市場の感情を読み解き、投資戦略を立てるのに役立てることができます。

一方で、この指数が非常に低い場合は市場が安定しており、大きな価格変動の可能性が低いことを意味します。

このように、VIX指数は投資家にとって市場の温度感を知るための重要なツールの一つとなっています。

恐怖指数の歴史的観点

恐怖指数が大きく変動する際には必ず歴史的な出来事が起こっています。

ここでは、恐怖指数が高騰した際の歴史的背景に触れていきます。

過去における恐怖指数の高騰時期

恐怖指数は、特に市場が不安定で投資家が未来に対して強い不安を感じている時に急上昇します。

恐怖指数の高騰した事例の一部を記します。

事例恐怖指数(VIX指数)年月
米国同時多発テロ43.762001年9月
リーマン・ショック96.402008年10月
ギリシャ通貨危機48.202010年5月
コロナ・ショック85.472020年3月

上の表の通り、2008年の世界的な金融危機や2020年の新型コロナウイルスのパンデミックが発生したとき、恐怖指数が80を超えるという異常な値を記録し、株式市場は大きな混乱を見せました。

これらの時期に恐怖指数が急激に上昇するのは、多くの投資家が株を売って現金を保持しようとするためです。

これにより、株価は急落し、市場全体のボラティリティ(価格変動率)が高まります。

恐怖指数が上昇すると、一般的に市場はリスクをとることを恐れ、安全とされる資産(現金)への投資が増えます。

経済危機とVIXの相関

恐怖指数と経済危機との間には密接な相関があります。

例えば、2008年の金融危機や、2011年のユーロ危機、また2018年の株価大暴落時にも、VIXは急激に上昇しました。

これらの危機が発生すると、不確実性とリスク回避の感情が市場に広がり、VIXはそれを反映して高値を示します。

恐怖指数が高くなると、市場には悲観的な見方が広がりますが、これを「恐怖を買う」という投資戦略のチャンスと捉える投資家もいます

逆に、恐怖指数が極端に低い時期は、市場が過剰に楽観的であることが多く、株価の調整(価格の横ばい、下落の時期に入ること)が起こる可能性が高いと考えられます。

これらの歴史的なデータとの相関を理解することで、投資家は市場の動向を読み解き、根拠のある投資判断を下すことができます。

特に、恐怖指数が突然上昇した場合、市場がどのような変動を迎えるかを予測しやすくなります。

このように、恐怖指数は市場の心理を映し出す鏡のような存在であり、経済の健全性を測るバロメーターとしても非常に重要です。

恐怖指数が高い場面での投資戦略

恐怖指数が高騰した際にはどのような戦略をとるべきなのでしょうか?

ここでは、恐怖指数高騰時の投資戦略について触れていきます。

VIXが高騰しているタイミングが買い時

恐怖指数が高くなるということは、市場参加者が感じている不安や恐怖が高まっていることを意味します。投資家にとっては、この高まりが重要なシグナルとなり得るのです。

投資の神様と呼ばれるウォーレン・バフェット氏の「恐怖」に関する名言の中には次のようなものがあります。

「他人が強欲になっているときに恐れて、他人が恐れているときに強欲になることだ」

つまり、他の投資家が恐怖で市場を離れようとしている時が、価値ある資産を安価に購入する絶好のチャンスであるということです。

VIXが高騰しているとき、多くの投資家がリスクを避けて現金を保持しようとするため、株価は急激に下落します。こうした状況は、長期的な視点で見れば、株を安く買い、将来的な回復に備える良い機会となります。

例えば、2008年の金融危機時にVIXは過去最高値を記録しましたが、この時期に株を購入した投資家は、その後の市場回復によって大きな利益を得ることができました。

同様に、2020年初頭のコロナウイルスパンデミックが全世界で猛威を振るった際も、VIXは非常に高いレベルに跳ね上がり、その後の市場の回復時に株を購入した人々は高いリターンを得ることが出来ました。

このような状況では、冷静さを保ち、パニックに陥っている他の市場参加者とは逆の行動をとることが求められます

市場が恐怖に包まれている時こそ、冷静な判断で投資のチャンスを見極めることができれば、将来的に大きなリターンを得る可能性が高まります。

恐怖指数(VIX指数)高騰時のリスク管理

VIXが高い時期に投資する際には、リスク管理も非常に重要です。

株価が急落した際に株を買うことで、長期的に大きなリターンを得られる可能性があるのは確かですが、株価がどこまで下がるのか、明確に予知することは誰にもできません

そのため、全ての資金を一度に市場に投じるのではなく、段階的に投資を行い、市場の更なる下落リスクに備えることが、賢明な投資判断と言えるでしょう。

また、個々の投資家のリスク許容度に合わせて、投資する株の選定にも注意を払う必要があります。

最終的に、VIXが示す市場の恐怖を理解し、それを投資戦略に活かすことができれば、市場の不確実性の中でも安定したリターンを目指すことが可能になります。

この戦略は市場の波に乗る勇気と冷静さが試されます。

しかし、成功した場合の報酬は大きいものです。

まとめ:恐怖指数(VIX指数)の基本と投資判断への応用

この記事では恐怖指数(VIX指数)の基本、歴史的背景、および高騰時の投資戦略について解説しました。

VIX指数を理解することは、市場の変動を把握し、より広い視野で投資決定を行う手助けとなります。

今回の記事のポイントをまとめます。

  1. 恐怖指数は市場の不安を表す
  2. 歴史的高値は経済危機と関連
  3. 恐怖指数が高いときは慎重かつ勇気を以て投資

相場を完全に予測し、取引を行うことはどれほど賢く経験を積んだ投資家にも不可能です。

だからこそ、歴史的な出来事から学び、適切なリスクとリターンを天秤にかけて投資判断を行うことが重要になります。

株価の暴落に狼狽するのではなく、明確な根拠と勇気をもって投資し、長い時間をかけてお金持ちになっていきましょう。

この記事が皆さんのお金持ちになるきっかけとなれればうれしく思います。

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